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Financial Academia

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車を安く買うには?(個人リース編)

支出削減

前回の記事では①メーカーと販売会社を理解する、②業販店を活用する、という2つの手法で安く車を購入するノウハウをお伝えしました。

 

 

 

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今回は別の視点、「車の購入方法」という面から、安く車に乗るためのアプローチをしていきたいと思います。これらを抑えてさえいれば、限りなく安く車に乗ることができる筈です。

 

 

 

 

さて、人生のいろいろな節目で、「住まい」を変えたことがある方は読者の方々にも多くいらっしゃると思います。その際に、新たな住居を「買う」のか、もしくは「賃貸」にするのか、当然悩まれた方も少なくはないはずです。

 

 

 

 

一概にどちらが正解、というわけではなく、それぞれのライフスタイルに合わせてその結果は変わります。

 

 

 

 

実は、「購入」か「賃貸」かで悩むべきなのは、車も同じです。

 

 

 

 

住宅であれば皆真剣に考えるのに、どうも車となると、きちんと調べることをしないで購入してしまう人が多いなと感じています。前回記事でも書いたように、車は人生において最も高額な買い物のうちの一つですから、必ず購入手段の比較は行わなければなりません。

 

 

 

 

早速ですが、車の購入方法は大きく分けて下記の3つです。

 

  

①キャッシュで一括購入

②ローンを組んで購入

③リースで使用

 

 

 

多くの方は、①と②しか、車の購入方法をご存知ないかと思います。

 

 

 

 

私が今回ご紹介したいのは、「リース(借りる)」という購入のスタイルと、「その考え方」です。

 

 

 

 

始めにお伝えしますが、最も良い(安い)車の購入方法は、住宅同様、人それぞれのライフスタイルや将来設計によって異なります。ただ、①の「キャッシュで一括購入」だけは、どのパターンにおいても得策ではありません。「ローン(買う)」か「リース(借りる)」か、その考え方を知っていただきたいのです。

 

 

 

 

▽ローンとは?

 

まず、ローンは皆さんご存知の通り、銀行等からお金を借り入れて、車を購入する手法です。もちろん自分所有の車となり、借りたお金は毎月銀行に返済をしていく形となります。

 

 

 

 

▽リースとは?

 

次にリースですが、これは車を「借りる」という意味になります。レンタカーとの違いはその貸借期間で、短期(数時間~1か月程度)のものをレンタル、長期(1年~7年)のものをリースと、一般的には呼びます。「借りる」というと聞こえが悪いですが、実質は購入した場合とほぼ変わりませんので安心してください。

 

 

 

 

リースがローンより優れている点は2つあり、「①月々の支払いが安いこと」そして全ての費用が「②月々に平準化」されていることです。

 

 

 

 

 

Ⅰ、なぜ月々の支払いが安くなるのか?

 

リースには「残価」という考え方があります。5年リースであれば、5年後の中古車としての車両価格を予想し、その価格分だけ、全体の車両価格から差し引きます。その残った価格を、5年間(60カ月)で割って、月々のリース料を算出するのです。

 

 

 

 

仮定として、300万の車を5年フルローンで購入すれば、月々の支払いは

 

300万÷60 ヵ月=5万円

 

となります。

(※計算の簡素化のため金利やその他諸費用が考慮していません)

 

 

 

 

対して、300万の車を5年リースで契約、残価を60万とすると、月々の支払いは

 

(300万ー60万)÷60ヵ月=4万円

 

となり、ローンと比較して1万円、月々の支払いは安くなります。

(※計算の簡素化のため金利やその他諸費用が考慮していません)

 

 

 

これが、「月々の支払いを変えずに、ワンランク上の車に乗れる」

 

 

といったフレーズを謳い文句にするリースの仕組みなのです。 

 

  

 

 

Ⅱ、月々に平準化とは?

 

ローンで車を購入すると、諸費用+α分の頭金の支払い、毎年の税金の支払い、数年に1回の車検の支払い等、月々の経常的な支払い以外にも多くの一時的な費用が掛かります。これらは間違いなく、それぞれの家計に大きな影響を及ぼします。

 

 

 

一方リースにおいては、「頭金なし」、「税金支払なし」、「車検代などの支払いもなし」。全てが、月々の支払いに平準化されているのです。一時的な支出は一切ありません。

※厳密には、税金や車検代の費用は月々のリース料に織り込まれているのですが、月々に平準化できるため、負担がとても小さくなります。

※車検やメンテナンスについては、それを含むタイプと、含まないタイプとを選択する形になります。

 

 

私はファイナンシャルプランナーとして個人の資産ポートフォリオのマネジメントや家計の資産管理なども仕事としていますが、車に限らず、このように月々の支払いを平準化していき、特定のモノやサービスにかかるコストを明確にしていくことは、ファイナンシャルプランニングの観点から見ると非常に重要になります。ローンで購入してしまうと、月々の支払い以外の一時的支払いが多すぎて、自分が車にいくら使っているのか分からなくなるのです。

 

 

 

特に、頭金をかけずに済むのは非常に大きいです。多くの場合30万~100万ほど頭金を入れることが多いですが、多くの家計にとってこれだけの大金が一時的に必要となるのは、影響が大きい筈です。ファイナンシャルプランニングの観点からも、頭金を多く入れて当年の収支を大幅に悪化させることは、好ましい選択ではありません。投資用不動産などであれば、話は別ですが。ちなみに、「キャッシュで一括購入」という選択肢を除外した理由は、この観点からになります。

 

 

 

以上2つの理由から、ぜひ「リース」という選択肢を考えてみて欲しいのです。

 

 

 

上記の話をすると

 

「ローンにも『残価設定型ローン』というものがあるけど違いは?」

 

「リースは最終的にリース会社に車を返却しないといけないでしょ?」

 

「何かリースにデメリットはないの?」

 

 

 

というのを必ずと言っていいほど聞かれます。

 

 

 

次回の記事で、これらの回答を記載していきます。