Financial Academia

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ファイナンシャルプランナーって、ぶっちゃけ必要?

 

最近よく目にする職業に

 

 

 

 

「ファイナンシャル・プランナー」

(以下、FP)

 

 

 

 

というものがあります。

私も将来的に独立したFPを目指しているのですが、FPがそもそも一般の人たちに必要なのか、と多くの方が疑問に感じていることでしょう。

 

 

 

 

結論から言いますと、絶対必要です。例外はありません。

 

 

 

 

FPとは、金融資産運用、各種保険、年金、税金、相続、不動産など、お金に関する様々な事柄に関してアドバイスを行う、「お金の専門家」のことを指します。

 

 

 

 

アメリカでは、弁護士や会計士と並んでFPも専門家としての地位が確立しています。個人がFPを雇うことも珍しくありません。

 

 

 

 

え?ここは日本だからアメリカと比較しても意味がない?

 

 

 

 

違います。日本の社会制度や企業風土は、年々アメリカ流に近づいています。最近話題のマイナンバーだって、アメリカに前習いしただけです。こういった変化に伴い今後発生する需要があります。それが、FPです。以下、具体的に話していきます。

 

 

 

 

アメリカは自由社会で、公的な医療制度や年金制度がないことで有名ですが、だからこそ、「自己責任」で、しっかりと将来の資産を準備しなければなりません。国や企業が何もやってくれないから、自分で全て計画を立てて、将来の資産準備をするのです。しかし、国民全員が、運用や保険、税務、不動産の正しい知識を持っているわけではありません。だからこそ、それらの専門知識を有する職業として、FPが確立しています。将来安心して暮らすためには、FPのように顧客の資産を把握し、将来に渡って管理・運用の指南をしてくれる人との二人三脚が必要なのです。

 

 

 

 

一方日本では、FPは今まで全くと言ってよいほど注目されてきませんでした。なぜならば、 

 

 

 

 

 

「国の社会保障制度」、「会社の給料」、「銀行や保険会社」に頼っていればお金に困らない人生を送ることができた

 

 

 

 

 

からです。

 

 

 

 

しかし、それは過去の話です。

 

 

 

少し調べれば分かりますが、既に日本の公的年金制度は崩壊していて、今の若い世代が将来受け取る年金は限りなく少なくなります。医療費や税金もこれからどんどん上がります。会社の給料もどんどん二極化が進み、今よりも給与の中央値はどんどん下がります。金利もこのまま上がる兆しがないので、銀行に何年もお金を預けたところでせいぜい牛丼2、3杯食べれるくらいの金利収入にしかなりません。今述べたこの部分は本当に重要ですので、頭に叩き込んでおいてください。

 

 

 

 

 

要は、極端な話、今までの時代はバカでも国や企業、銀行等に頼って生きてこれました。しかし、今後は頭を使ってお金を使って(投資して)いかないと、まともな人生が送れない時代となります。これは、確実に訪れる未来です。

 

 

 

 

 

とはいえ、皆働いていて本業があります。将来を見据えて適切な資産ポートフォリオを作成し、運用していくためには、金融知識のみならず税金や公的年金社会保障、不動産など、幅広い知識が必要です。一般の人々に、それらを1から勉強する時間はありません。だから、FPが必要なのです。アメリカの状況と全く同じになるわけです。

 

 

 

 

私も2級のファイナンシャル・プランニング技能士の資格(これは誰でも取れるやつですが笑)を持って顧客と話すことがありますが、「資産運用」とか「投資」というものに必要以上に恐怖心を抱きすぎな方がとても多いです。

 

 

 

 

これは絶対に覚えていただきたいのが

 

 

 

 

「銀行にお金を、日本円で預け続けることが1番のリスク」なんです。

 

 

 

 

そもそも日本政府として2%インフレ(物価の上昇、すなわちお金の価値下落)を目標にしています。「お金の価値、今後下げますよ」と国が言っているのに、なぜみんなお金をお金のまま、しかも日本円のまま保有しているんでしょうか?

しかも超低金利の銀行預金に。。。

 

 

 

加えて、今の日本の財務状況を見ても、先日のギリシャのように、皆さんの銀行預金が封鎖される可能性だってかなり高いんです。これは映画の中の話でもないですし、僕が暴走して勝手に妄想しているわけでもありません。有識者の中で常々言われていることです。冷静に考えてください。国の借金が1100兆円もあるんですよ??見方によってはギリシャなんかより全然ヤバイですし、何が起こってもおかしくありません。

 

 

 

 

だから、例えば不動産等の現物資産に変えて、インフレリスクをヘッジしたり、保有資産に米ドルを組み入れて為替リスクをヘッジしたり、公的年金制度を的確に把握し、それを考慮した資産運用設計をしたり、やらなければならないことはたくさんあります。しかも、その対策はそれぞれの人の資産状況、職業、家族構成、将来の夢などの要因により大きく変動します。かなり高いスキル、経験が問われる、とても重要な職業が、FPなのです。

 

 

 

 

今は、リスクを取らないことが最大のリスクとなる時代です。

 

 

 

 

 

考えていても何も始まらないので、とにかく身近なFPの方に(ちゃんとネットとかで選んだ方がよいですが)相談してみましょう。少しお金がかかってしまいますが、それ以上に、得られるものは大きいはずです。