Financial Academia

資産運用に関する情報発信サイトです。投資・不動産・保険・経済等、金融知識を身に着けることができます。

家計の支出削減×投資 効果的な資産運用

 

私は主に「資産運用」を専門に扱っています。これまで多くのお客様とお話しする機会をいただきましたが、とても多くの方が下記のような項目を目標に資産を運用されています。

 

 

「投資で月に10万ほしい」

「老後までに大きなお金を作りたい」

 

 

しかし、投資にはリスクは必ず存在し、上記のような高い目標のためには、それに見合うリスクを負わなければなりません。もちろん、適正なリスクは負うべきであり、私自身、リスクを負って資産を運用しています。ただ、資産運用を開始する前に必ず知っておかなければならないことがあります。それは、投資で月々1万円の収益を生み出すことと、無駄な支出を月々1万円削減することは、全く同じ結果を生むということです。正確には、そのプロセスに違いがあります。それは、「無駄の削減には一切のリスクがない」という点です。結果は同じですが、負わなければならないリスク量が全く異なるのです。

 

 

 

上記の観点から、私はすべての方に対して、まずは支出の削減のコンサルティングから始めています。資産運用を行うのは、その基盤が整った後です。これは、どんなにお金を持っていても、生活環境が異なっていても、例外はありません。

 

 

では、具体的に何を削減すれば良いのか?

 

 

それは、下記のような考え方で、優先順位と、行うべき項目が分かります。

 

 

人間が生涯の中で、最も多く支出する項目は、「マイホーム」だと言われています。一般的な水準だと数千万円するわけですから、当然ですよね。もちろん、「家」自体のクオリティを下げましょう、などと申し上げるつもりはありません。あくまでも金融的な観点、住宅ローン」の考え方です。固定金利と変動金利の仕組みを知り、各銀行毎の金利水準を勉強するだけで、生涯全体で払い込む金利の総額には雲泥の差が生まれます。

スポンサーリンク
 

次に大きい支出項目として、「生命保険」が挙げられます。日本人は非常に保険好きの国民と言われており、生命保険市場では世界No.1、損害保険市場ではアメリカに次ぐNo.2です。私が今までにお話しした方の中にも、月々3万~4万円の保険料を支払っている方も少なくありませんでした。実は私の両親も、このくらいの金額を毎年払い込んでいました。生命保険は、「必要な額に、必要な部分を、必要な期間だけ」加入するのが鉄則です。そこに例外はありません。一部の日系保険会社等が非常に悪い販売方法を行っているため、この法則は守られていない場合が多いのですが、読者の皆さんにはぜひ知識を身に着けていただき、保険の無駄を削っていただきたいと思っています。独身であるにも関わらず死亡保険に入る必要はないですし、生涯使う医療保険にもかかわらず、満期設定のあるものに加入していてはいけません。すぐにでも、変更することが望ましいでしょう。

 

 

住宅ローンや保険は仕組みが非常に複雑な金融商品であり、その内容を一般の方が完璧に理解することは限りなく不可能であり、できたとしても莫大な時間がかかります。ですので、信頼できるプロに任せるのが安心です。「プロ」というのは銀行員や保険会社の社員ではありません。彼らは、お客様の抱える不安に対して、数ある解決手段から「自社商品」しか勧めてきません。その仕組み上、あなたが本当にメリットある提案を受けることはできません。私がいう「プロ」とは、どこの金融機関にも属さない独立系のファイナンシャル・プランナーです。彼らはすべての機関に対して中立であるため、お客様目線に立って提案してくれるのです。もちろん、住宅ローンや保険だけでなく、不動産や税金の面からも多角的な提案をしてくれます。

 

 

金融先進国の米国等では、ファイナンシャル・プランナーへの相談はごく一般的に行われています。なぜ、日本ではこれが一般的でないのか?それは、日本には国民年金国民皆保険という制度があり、終身雇用という文化もあるため、国や企業に頼っていれば生涯生活ができたからです。お金を支払ってまで、人に資産の相談をする必要がありませんでした。米国では、自分で準備しなければ年金もありませんし、保険もありません。実力主義で、企業には終身雇用なんて考え方もありません。だから、将来のお金はしっかりと運用して自分自身で準備しなければならない=専門家であるファイナンシャル・プランナーが必要になります。

 

 

お気づきでしょうか?日本の現状は、米国と同じになりつつありますね。年金制度は崩壊し、大企業も潰れる時代。私たちは、自分の将来は自分で作っていかなければならないのです。

 

 

気を付けていただきたいのは、ファイナンシャル・プランナーは弁護士や税理士等の「士業」ではありません。なので、その能力には非常に大きなバラつきがあります。信頼できる人間を見つけることが必要です。参考までに、私が信頼しているFP事務所を下記にいくつか記載します。老後の不安や毎月の収入に悩みがある方、相続等の話を聞いてみたい方、ぜひ一度話を聞いてみてください。初回相談にはほとんどお金はかかりません。この一歩が、人生を変える一歩となることを祈っています。

スポンサードリンク