"FinTech"って何?生活が変わる?関連銘柄は?
最近ニュースなどでよく聞くようになった"FinTech(フィンテック)"
この記事をご覧の方もご存じだと思います。
この聞きなれない言葉の意味は一体何なのか、そして生活にどのような影響があるのか、考えていきましょう!
FinTechとは、"Finance"、"Technology" を掛け合わせた造語です。日本語にすると、それぞれ「金融」と「テクノロジー」という意味ですね。例えば、お金を送金したい時、これまでの常識で考えれば、当然銀行を使いますよね。しかし、2016年現在、送金は銀行を使わずとも可能です。Paypal や Payoneer に代表されるように、テクノロジーの進化によって、これまで銀行という専門機関でしか行うことができなかったことが、IT企業でも可能になったのです。
▷FinTechは日本の銀行業界に影響を与えるのか?
これは非常に議論されている点ですが、答えは「ノー」です。
確かに、Fintechの出現により世界規模で見れば、銀行の在り方は変わったと思います。例えば、アフリカでは銀行口座を持つことができない消費者でも携帯電話代金をキャッシュレスで支払うことができるようになりましたし、米国においても、通常2~3日かかる振込手続きを即日着金できるようになりました。
しかし、日本においては銀行口座を持っていない人はいませんし、クレジットカードを持っていない人も今ではほとんどいません。銀行送金も、国内であれば即時着金しますよね。
すなわち、金融インフラがまだ整っていない海外では、FinTechは普及する余地はあります。従来の銀行サービスを変えることもあるかもしれません。しかし、日本においては、FinnTechが入り込む余地はないと言えます。これ以上に便利な決済サービスとは何がありますでしょうか?現実的なものとして、クレジットカード情報をスマホに組み入れて決済するサービスくらいでしょう。
日本政府としても、FinTechの世界的な普及を受けて、銀行規制を17年ぶりに改正し、持ち株会社の傘下での新事業を認めることとしました。今後、銀行持ち株会社はスマホ決済会社などを傘下に持つことが想定されますが、それで大きな変化は起きないと予想されます。
▷FinTech関連銘柄
テックビューロ(株式未上場)は「mijin」と呼ばれるブロックチェーン技術を自社開発しています。このテックビューロと事業提携をした上場企業の株価が上昇している状況です。それらの企業を下記に記載します。
・インフォテリア(3853)
・さくらインターネット(3778)
・アイリッジ(3917)
・ロックオン(3690)
・オウケイウェイヴ(3808)
インフォテリアの株価上昇率が最大で、250円だった株価がその5倍にまで跳ね上がりました。その他の銘柄も、人気を集めています。今後、テックビューロが提携する企業の株価は注意深く見ておいた方がよさそうです。
私たちの生活への影響があろうとなかろうと、市場がFinTechを意識していることは間違いなく、株価の点では今後も注目材料となるかもしれませんね。
~編集後記~
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