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確定拠出年金の対象が主婦と公務員に拡大|なぜ?|メリットは?

この度、新たな法案が国会で可決されました。個人型の確定拠出年金の適用範囲が、「公務員と主婦にまで拡大される」というものです。

 

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確定拠出年金は下記のメリットがあります。

 

目次

 

1)税制

確定拠出年金の掛け金は全額所得控除され、課税金額が少なくなります。また、確定拠出年金の運用益については課税されません。通常は所得税15%、住民税5%の合計20%が課税されますが、確定拠出年金の運用益にはそれが適用されないのです。

 

2)ドルコスト平均法

確定拠出年金は、内容としては投資信託を毎月一定額積み立てていくイメージになります。通常、投資信託を購入する場合、一度にまとまった金額を購入するため、取得単価によりその後の運用成績が大きく左右されます、しかし、確定拠出年金はご存知の通り、一度にまとまった金額を投資するのではなく、毎月の積立により行われます。そのため、対象となる投資信託の基準価格が上がった場合は少量を、下がった場合は多額の買い付けが「自動的に」行われます。これがドルコスト平均法という投資の手法であり、限りなく勝率の高い手法です。

 

3)厳選されたファンド

通常、投資信託を購入する場合、数千本あるファンドの中から自分の責任で選ばなければなりません。しかし、確定拠出年金の場合は異なります。運用会社が選定した数本のファンドの中から選ぶことができます。それは、自分自身で多くの時間を費やしてファンドを選ぶ必要がなく、かつ一定のフィルターを通過したファンドのみを選ぶことができるのです。

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このような制度がスピード感を持って導入された背景には、伸び悩む国内経済の影響があることは間違いないでしょう。確定拠出年金の運用資金が増えるということは、間接的に国内株が買われるということ。政府はこれを狙っているのでしょう。

 

 

そのような裏を知っておくことは大切ですが、確定拠出年金自体は上記のように税制優遇もあり、優れた商品です。今回対象となった公務員、そして主婦の方は、特に事情がない限り、この制度を利用した方が良いでしょう。

 

~編集後記~

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