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老後における起業|メリットとリスクを考える

最近、シニア世代のお客様で「定年退職後は、何か新しいことにチャレンジしたい」というご希望を持つ方がたくさんいらっしゃいます。そのうちの多くの方は、転職ではなく、自分でビジネスを興す「起業」を希望します。成功か、失敗か、それは神のみぞ知ることですが・・・。今回は、「老後の起業のメリットとリスク」について、考えていきます。

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▽リスク

・リカバリーができない

20代、30代などで起業し、仮に失敗したとしても、その先何十年とリカバリーできる時間があります。老後の起業には、それがありません、すなわち、「失敗=死」を意味する、かなり危険な道を渡るということです。

 

・思考回路

多くの人の場合、約40年もの間、サラリーマンとして勤務してきた経歴があると思います。現実として、サラリーマンと経営者ではモノの見方が全く違います。サラリーマンは、環境は全て会社が与えてくれて、その中でどれだけ成果を出せるかが問われます。起業した場合、誰も環境など与えてくれません。資本、人材、知識を全力で投入し、ビジネスをする環境を自分自身が作らなければならない。これがどれだけ大変で、リスクがあり、覚悟のいることかは、サラリーマンしか経験のない人間には分からないものです。今までの長いサラリーマン生活で、良くも悪くも思考は完全に「雇われ人」です。今までの肩書や地位、プライドを捨てて、マインドを全てリセットできるかどうか。経営者思考になれるかが問われます。これ、意外とできない人が多いんです。

 

・体力

フィジカル的な話になりますが、起業当初は本当に大変です。事務作業、営業活動、打ち合わせ等、本当に多くのタスクをこなしていかなければなりません。当然、体力が必要になります。どんな人間でも年齢には逆らえないもの・・・自分の身体と相談してみなければなりません。

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▽メリット

 ・人生の充実

大成功までとは行かなくとも、多少の利益が出てさえいれば、この事業を行ってよかったなと思えるはずです。それは、サラリーマン時代とは違い、自分が信じた道をやり遂げた達成感があるから。「死に際に、心から悔いのないと言える人生」を送るためには、サラリーマンだけやっていてはいけません。達成した後は、今までの人生で見たことがないような環境に身を置くことになるでしょう。人生の充実度の観点から、老後で起業するメリットは非常に大きいと言えます。

 

 

いかがでしたでしょうか?上記のメリット・デメリットを総合的に判断して、実際の行動に移したいですね。もちろん、実際は業種や資金量等により、リスク量は変わってきます。例えばネットビジネスなんかでしたら、初期費用はほとんどかからないので、リスクは比較的小さいです。逆に実店舗経営等は、初期費用が数百万~数千万かかるので、負うリスクは大きいといえます。

 

 今回も、コメント等いただければ嬉しいです。

 

<編集後記>

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