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トランプ相場(トランプミクス)の崩壊による為替と株市場の動向について

2016年11月、世界中が注目していた米国大統領選を勝ち抜いたのは、それまで優勢だったヒラリー氏ではなく、ドナルド・トランプ氏でした。市場の予測と異なるこの結果にマーケットは荒れ、USD/JPYは5円の下落の後さらに5円巻き返し、そして日経平均先物も1000円下落の後1000円を巻き戻すと言う過去類を見ない波乱の動きとなりました。その後もリスクオンの相場は続き、ドル円は115円台半ば、日経平均も19000円台半ばまで続伸しています。

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目次

 

▽「事実」か?それとも「期待」か?

マーケットが大きく動いた時に必ず考えなければならないことがあります。それは、

 

・何が原因で動いたのか?

・それは「事実」と「期待」のどちらか?

 

ということです。今回のこの強気相場は、トランプ氏の勝利後演説が起因となっています。そもそもトランプ氏は「アメリカファースト」的な政策を掲げており、各国との調和を重視する姿勢はありませんでした。そのため、同氏が選挙に勝利した場合、マーケットは大幅にリスクオフになると多くの人が捉えていたわけです。しかし、その期待は勝利後の演説によって全て覆されました。大幅な減税を始め、これまでの姿勢とは打って変わって"まともな"内容を話し始めたのです。

 

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さて、この今のリスクオン相場は「事実」でしょうか?それとも「期待」でしょうか?答えは「期待」です。そもそもトランプ氏は現在まだ大統領に就任しておらず、何の政策も実行していません。今後の彼に対する大きな「期待」が、今のこの相場を作り出しています。

 

▽「期待」の相場は気を付けよ

「期待」で形成される大きな相場には細心の注意を払って取引を行うべきです。もうお気付きだと思いますが、それには実態が伴っていないからです。その期待が何かのタイミングで崩れ去った時、この期待の前の水準、すなわち105円の水準まで急速に円高が、株安が進んでいくことでしょう。

 

▽結局のところ、いつまでトランプ相場が続くかは誰にも分からない

マーケットを100%予測することなど不可能であり、それは今回のトランプ相場も例外ではありません。私個人的な見解としては現在の水準は「過剰」であり、トランプ氏の就任後に「事実」がハッキリとしてくれば、円高、株安が進むと判断し、実際にドル円ショートで保有しています。

 

▽マーケットは読めない、でも個別株は読める

日経平均の今後、NYダウの今後、為替の今後、これらのことを将来的に予測するのは、前述した通り不可能です。しかし、100%ではないにせよ、それが唯一可能なのは「個別株」です。私も個別株は自分の資産ポートフォリオの重要な項目の一つとして見ています。

 

マーケット全体を見る場合、それに影響する要因は、要人発言、指標発表、地政学的要因など多岐に渡ります。これらを正確に把握することなど不可能です。しかし、個別株の場合は可能なのです。何故ならば、見る対象がその企業と周辺産業しかないから。これだけチェックポイントが絞られていれば、勉強を重ねれば誰でも個別株で利益を出せるようになります。

 

▽無料で良いので勉強を

とはいえ、「何から始めるのか」、そして「いくらかかるのか」と言う点が人の行動を妨げます。何でもいいのですが、私がビギナーの頃に勉強していた情報配信メルマガは、初級〜中級者の方にとっては最適です。こちらのメルマガは無料ですので、騙されたと思って是非登録して見てください。

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どんなことにも共通しますが、投資で利益を出すには行動、努力、継続は避けて通ることのできない道です。ぜひ、ご自身でも考えて、このトランプ相場や今後のマーケットを乗り切っていきましょう。