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消費者金融利用時の効果的な返済方法<繰り上げ返済>

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先日、お客様から下記のようなご相談をいただきました。

 

 

 

 

消費者金融数社からお金を借りていて、今現在その返済のために頑張ってお金を貯めている」と。

 

 

 

 

その方は、まとまったお金を返済するために、何年も頑張って銀行にお金を貯め、資金が貯まったら、全額を一括返済しようとしていたわけです。金融リテラシーが一定ある方でしたら、この非合理性に気付くと思うのですが、皆さまはどうでしょうか?

 

 

 

 

結論から言うと、消費者金融に関わらず、銀行等から借入れを行った際、「繰り上げ返済」という手段は頭に入れておきましょう。これを知っているか、知らないかで、人生変わります(ホントに)。

 

 

 

 

実際の金額を例に挙げると複雑なのでざっくりですが、

 

 

 

 

全額を一気に返済する(繰り上げ返済をしない)場合、返済をするまでの間、資金は銀行預金という「資産を生まない箱」に入れられることになります。厳密には、銀行預金は0.02%の金利が付きますので、その分の資産を生みますが、それはゼロに等しいです。この考え方は非常に重要です。お金は常に、資産を生むことができる箱にいれておくべきです。

 

 

 

 

一方、繰り上げ返済をする場合を考えてみましょう。

 

 

 

 

多くの消費者金融の設定金利は約18%(借入額によって変動します)だと思いますが、例えば50万円の繰り上げ返済を行えば、元金50万円分の金利を払わなくてよくなるわけです。50万円の18%なので、年間9万円もの金利支払い分を削減できるのですね。

 

 

 

 

銀行に預けていればゼロ、繰り上げ返済すれば9万円の得

 

 

 

 

どちらを選ぶかはもはや迷う余地はないでしょう。

 

 

 

 

私は消費者金融は今は利用していませんが、不動産投資で多額のローンを引いています。ですから、常にこの繰り上げ返済については頭の中でシュミレーションを行っています。重要なのは、繰り上げ返済は「ノーリスクの投資」だということです。必ず結果が出ることが保証されている投資なのです。

 

 

 

毎月一定量の余剰資金がある方や、既に銀行預金にまとまったお金をお持ちの方、ぜひ一度、繰り上げ返済を行うことにより得ることのできるリターンを計算してみてください。 大きくキャッシュフローが改善することは、間違いなく私が保証できます。

住宅ローンの場合金利が約0.75%と非常に低いので、繰り上げ返済の効果は限定的です。

 

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