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Financial Academia

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Airbnbは価格競争の時代へ。今後、市場は衰退するのか?それとも繁栄するのか?

目次

 

民泊戦国時代の到来

私も過去の記事で何度か紹介しているAirbnbですが、最近になって大きな変化が起きています。私が実際にホストとして物件を運営しているので身に染みて感じるのですが、それは

 

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「価格競争が始まった」

 

 

ということです。つい昨年まで平均単価1万円台後半をキープしていた物件が、今では1万円台前半に。昨年に平均単価1万円だった物件は、場所によっては5000円未満で貸し出ししている物件も出てきました。実際に、私も昨年までのやり方では集客ができず、止む無く当月は6000円ほどで貸し出ししている事例もあります。

 

正確な数値はわかりませんが、Airbnbに登録さている物件数はうなぎ上りに増えています。新宿、渋谷、浅草などの人気どころでは、凄まじい勢いです。もちろん、観光客も大幅に増えているので需要も増加しているのですが、観光客の中で民泊を利用する人はまだ20%ほど。それを考慮すると、需要をはるかに上回るペースで供給が増えているわけです。

 

どんな業界でも通る道が、この「価格競争」。ついにAirbnbをはじめとする民泊事業にも到来したということを、頭に入れておきましょう。

 

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今後の動向

 

価格競争が起きた時の市場予測は簡単です。今のAirbnbの市場を冷静に見つめてみると、今後起こることが見えてきます。まず事実として、民泊は今やサイドビジネスや空き家の有効活用などという使われ方ではなく、「ビジネス」として行われています。専用の法人を作って、お金をかけて人を雇って、民泊事業を行っているわけです。

 

個人でやっている私などはまだ良いのですが、彼らのような事業者は「人件費」や「外注費」が固定費として常に計上されます。個人であれば、「まぁ2万でも3万でも利益が出るならいいや」となるところを、事業者は「人件費が5万、外注費が3万とすると最低でも8万円の利益を出さないと赤字(=初期投資費用すら回収できない)になってしまう。どうしよう・・・」となるわけです。実際、既にそうなっている事業者がたくさんいます。

 

証拠の一つとして、ここ数か月のネット上の動きを見ていると、「Airbnbスターターセット(家具とかの一式)」の売却、さらには「Airbnb物件の譲渡」なんて案件が飛び交っていますよね。こうやって、事業者たちは現在進行形で倒産をしています。

 

では、生き残るのは誰か?

 

それは、やはり個人で行っている人ですね。もっと細かく言えば、「自分たち以外の人間や事業者に固定費を使っていない人。もしくは使わなくても運営できる人」です。

 

例えば私は、パートナーと2人で4つの物件を運営しています。4つであれば、自分たちでメッセージのやり取りや清掃業務等、あまり負荷のない形で行うことが可能です。すなわち、外注費や人権費等の余計な固定費を背負わずに済むということです。

 

 

私の戦略

 

非常に残念ですが、2016年12月現在が供給過多であり、値下げ競争をせざるを得ない状況にあるのは事実であり、私もその影響をモロに受けております。しかし、牛丼280円時代が長く続かなかったように、このような過度な値下げ状況は長く続くものではありません。自然と需給バランスは改善し(多くの事業者が潰れるということ)、それに伴い価格も是正されるでしょう。その時まではただひたすらに耐え忍び、この事業を潰さずに継続していくことが重要です。もう潰れている事業者は出てきていますし、無許可の運営で摘発されているケースも増えてきています。もしあなたが、正当な方法でこのビジネスを行っているのであれば、大きな利益をあげるまでに長い時間はかからないでしょう。

 

かつて製造業を中心に貿易で繁栄した日本経済の成長のスタイルは既に崩壊しており、今はサービス産業で稼ぐ時代です。訪日する外国人観光客は、その下支えとなる重要なファクターとなります。そのための課題の一つが、国内の宿泊施設の不足なのです。Airbnbを始めとする民泊ビジネスはこの課題を解決し、巡り巡って日本経済の成長に寄与します。今、民泊ビジネスを行っている方は、ぜひ途中で投げ出さずに、長い期間ビジネスを続けていただければと思っています。

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