アメリカ大統領選|ワイン派とビール派の戦い
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アメリカ大統領選挙が注目されています。当サイトは資産運用に関するサイトではありますが、アメリカは2016年地点では経済の中心、すなわち、この大統領選挙の結果によって世界の経済が大きく変わる可能性があります。
アメリカの大統領選挙は民主党と共和党の戦いです。皆さんもこの2つの政党の名前は聞いたことがあると思いますが、そのルーツについて、再度確認しましょう。
2大政党のルーツ
民主党
元々、民主党の構成員は黒人などの貧困層がメインでした。しかし、人種差別が無くなり、そしてITの普及によって黒人層の中でも富裕層が多く生まれるようになりました。
共和党
元々、共和党の構成員は裕福な白人がメインでした。しかし、格差社会の進行により、白人層の中にも貧困層が増えていきました。
もう一つのカテゴリー
ここでもう一つ、今回の選挙で見られている視点があります。それは、「ワイン派」と「ビール派」という見方です。
ワイン派とは?
イメージがし易いと思いますが、「富裕層」、「高学歴」、「知的労働者」を指します。近年は、白人の比率が減り、黒人の比率が増えています。
ビール派とは?
こちらもイメージ通りかと思いますが、「貧困層」、「低学歴」、「肉体労働者」を指します。近年は黒人の比率が減り、白人の比率が増えています。
何かと話題のドナルド・トランプ氏ですが、このビール派に支持者が多くなってきているようです。
元々はワイン派=共和党(裕福な白人たち)であったのに、現状はワイン派=民主党と、構造にねじれが生まれています。この選挙は11月に向けて非常に注目度の高いものですが、この視点も大切になるでしょう。
非常にライバルの誹謗中傷(ネガティブキャンペーン)が多い選挙であり、見ていて気持ちの良いものではありませんが、世界の平和はもちろん、マーケットにもマイナスのサプライズを与えないことを祈っています。