マネージド・フューチャーズとは 投資すべきか?
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ヘッジファンド等の運用システムにおいて、「マネージドフューチャーズ」という言葉が使われることが稀にあります。運用経験が長い人にとっても聞きなれない言葉であり、インターネット上にも十分な情報がない言葉です。このサイトでは、管理人が知る限りのマネージド・フューチャーズの解説をしていきたいと思います。
マネージド・フューチャーズとは?
マネージド・フューチャーズとは、一般的には「株式・債券・金利・商品・オプション等、あらゆる投資対象に投資を行い、相場の上昇、下落の両局面において利益を狙う運用手法並びにファンド」のことを指します。レバレッジを効かせており、ハイリスク・ハイリターンな運用に分類されます。名前に「フューチャーズ」、すなわち先物を指す言葉が入っていますが、先物だけで運用されているものは非常に稀です。多くのファンドは、金利や債券、株式なども一定組み入れています。
マネージド・フューチャーズにおいては、CTA(=Comodity Trading Adviser)と呼ばれるシステム取引を活用します。
※CTAとCPO
・CTAはファンドマネージャー。60%はシステマティックに行われている。人間がトレードしていない。
・CPOは管理者であり、すなわち人間である。より良い成績を上げるためCTAの選定を行っている。
余談になりますが、日本においてもCTAは存在します。下記のアストマックス社です。興味があれば見てみてください。
マネージド・フューチャーズが出現した背景
歴史的に、個人投資家は常に負け続けてきました。その原因として、
1)ポートフォリオ分散投資ができていない、もしくはする気がない。
2)検証により良好とされる手法で取引せず、自分の感情で取引する。
3)コツコツドカン。損切ができない。
4)知識不足
が挙げられます。CTAにより、上記の問題は全て解決します。
マネージドフューチャーズの強み
マネージドフューチャーズは株式や債券といった従来の投資との相関性は非常に低く、「マーケットニュートラル」の戦略を採用している。「ニュートラル」とは、「相関性がないこと」。株式や債券、為替の上下にファンドの運用が影響されないことを意味します。
2015年以降、2016年3月末現在まで、マーケットは大きなボラティリティの中で推移してきました。このような環境下において、大きな意味を持っていると言えるでしょう。
完全にマーケットの影響をゼロにすることは仕組み上難しく、事実2015年の運用はマイナス数%の運用だったようです。多くのヘッジファンドがマイナス運用でしたから、難しい年であったことは間違いありません。
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