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老後の資産運用について考える|お金に困らず暮らしていくために

同じ「資産運用」でも、年代によって取るべき行動が変わってきます。若ければ長期的な運用を行いますが、年を重ねるにつれて短期~中期の運用についても考えていく必要があります。長期の運用は比較的簡単です。なぜなら、「時間」という圧倒的な武器を使うことができるから。しかし、定年退職後の老後において、「時間」はもう使うことができません。必要なのは、時間を使わない短期運用です。投資は期間が短くなればなるほど、その難しさは増します。今回は、「老後にふさわしい運用方法」について、考えていきましょう。

 

目次

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1、絶対にやってはいけないこと

繰り返しになりますが、老後の資産運用は短期的なものを行うべきです。よくある失敗例が、

 

「現物株を購入する」

 

ということです。統計上のデータが実際に出ているのですが、株式投資において、長期的に株を積み上げていくやり方であればリスクとリターンは安定し、比較的利益を出しやすいです。一方で、短期的(1年未満の決済)であればあるほど、リスクは大きくなり、損失の可能性が一気に増します。よって、「短期的な投資を行う老後世代には適さない」のです。そもそも、株式投資自体かなり高いレベルの知識と経験んが問われます。少し退職金が入ったからといって、そのフィールドに参入し、簡単に勝てるものなどではありません。投資信託もダメですね。手数料割れしてしまって、元本増える等ということは滅多にありません。債券を購入することは、推奨はしませんが、まだマシでしょう。推奨しない理由として、世界的な低金利により利回りが低すぎるからです。

 

 

2、では、短期的な投資とは?

「えーそんな・・・」という結果になりますが、老後になってからの運用に適している投資商品など、ほとんどないのです。強いて言うならば、

 

1)自己運用(株価指数もしくは為替)

2)ビジネスへの投資(案件の見極めの必要あり)

3)不動産の繰り上げ返済(金利によります)

4)海外のファンド

 

くらいでしょうか?

 

自己運用であれば、投資資金は自分の裁量でいつでも回収できますし、利益が出たら数日後には自分の口座に着金させることもできます。ビジネスへの出資も、案件により様々ですが、1年から2年ほどで回収が終わる短期的なものが多いです。不動産の繰り上げ返済については、ノーリスクである上、「毎月返済減額型(⇔期間短縮型)」を選択すれば翌月から収支を改善することもできます。

※新たに不動産を買うのは無しです。

 

最後の「海外ファンド」については、分かりやすく言うと海外で販売されている投資信託ですね。金融庁のレポートにも出ていますが、日本の投資信託は手数料が高い上に利益が出ないのに対し、米国などの投資信託(ファンド)は手数料が低く、かつ利益を出しています。それらのインデックスファンドであれば、老後からでも十分参入する余地はあります。

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3、まとめ

厳しい言い方ですが、資産運用とは老後のために行うことであり、老後に行うことではありません。なぜなら、老後には給与所得がないため、リスクが取れないからです。しかし、そうは言っても動かなければならない方がいることも事実です。ぜひ、上記の1~4の手法は検討してみてください。分からなければ、コメントや連絡ください。

 

▽管理人の連絡先

global.macro.investment@gmail.com

 

決して、長く会社に勤務したことの代償である退職金等を無駄に使わないでくださいね。しっかりと運用すれば、必ず資産は増えます。運用が怖いのであれば、ネットを使ったビジネスだって簡単に展開できます。これらに関しても、総合的にアドバイスさせていただけたらと思っています。

 

<編集後記>

管理人ロブの資産運用メルマガがスタートしました!銀行や証券会社、一般のFPからは得られないノウハウが詰まっています。ぜひお立ち寄りください!

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