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消費税増税の延期|2019年10月まで2年半の延期|マーケットへの影響は?

2017年4月に予定されていた消費税増税の延期が事実上、決定しました。2016年5月のサミットでの結果を踏まえ、現状の日本経済が「2008年のリーマンショック時と同水準」であり、財政出動の必要があると判断された結果です。

 

 

目次

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▽消費税増税がマーケットに与える影響

消費税増税の延期は、私たち一般の国民には非常にメリットのあることですが、株や為替のマーケットにはどうでしょうか?答えは、同様にメリットをもたらす形となります。マーケットに「リスクオン」の空気感を与え、株高、円安へとマーケットを導くでしょう。消費税の増税延期は一般の消費者の購買意欲を向上させ、それは企業においても同様です。

 

 

▽消費税増税の背景

まず、今の日本経済の状況を冷静に見つめた時に、消費税増税をできる環境にはありません。しかし、安倍首相はアベノミクスを成功させて必ず増税できる環境を作る、と公約にしていました。公約にした以上、それを簡単には破れませんから、そのための口実が欲しかったという事情があります。安倍首相は今回のサミットを消費税増税の延期の口実作りとして利用したかったことは、報道でも言われていますが間違いありません。「日本だけではなく、世界も同様に財政出動をしている」そういった環境を作りたかったのでしょう。そのために、リーマンショック時と同水準の経済状況であることをサミットでは協調しておりましたが、結果としてG7の賛同を得ることができませんでした。日本単独で財政出動(消費税増税の延期)を行うことになったのです。

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▽今後のシナリオ

消費税増税延期は間違いなくマーケットにプラスの効果を与え、株高円安へと導きます。そして、休む間もなく次に来るのが、来月6月に控える米国利上げと、英国のEU離脱をかけた国民投票になります。これらを上手く活用できれば、マーケットは上昇トレンドとなるはずです。私が考えるシナリオでは6月末まではマーケットはリスクオン、そして7月に入ると材料不足からリスクオフへと流れが変わっていくと見ています。具体的に取るポジションとしては、日経平均先物の買い、そしてドル円の買いなどが挙げられますね。

 

 

マーケットを正しく見つめ、トレードで利益を上げていきましょう!

 

~編集後記~

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