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ライザップのファミリーマート及び伊藤忠提携から読む今後の社会トレンド

本日、大きなニュースが飛び込んできました。タイトルにもある通り、ライザップのファミリーマート及び伊藤忠商事との業務提携です。これにより、これまで会員限定に販売されていたライザップの商品が、ファミリーマートと伊藤忠商事の販売網まで販路を広げることになります。

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近年、このように「健康」に対しての社会的な存在感が圧倒的に増しています。2010年以降、特にこの動きは加速していますが、街中で見かけるスポーツジムが極端に増えたことは、実感がある人も多いと思います。過去の記事でも書きましたが、これは典型的な先進国の社会とトレンドの一つです。

 

 

 

▽「健康」が流行ることが意味するのは?

私は現在、この記事をフィリピン・マニラにて書いています。ご存知の通り、ここフィリピンは発展途上国であり、日本のような先進国とは人々のライフスタイルや考え方が全く違います。例えばフィリピンのような発展途上国では、人々はまだ生活に満足するような暮らしができていません。だからこそ、非常に旺盛な物欲があります。車が欲しい、家が欲しい、大きなテレビが欲しい etc...消費低迷が問題となっている日本とは真逆ですね。誰も健康になど気を向けていません。しかし、日本のように先進国となってしまうと、便利なものが日常にありふれており、多くの人が一定の生活水準以上で暮らすことができます。すると、モノに対しての好奇心がなくなり、人々の欲は物欲からは離れます。次に向かう先こそ、「健康」なのです。欲しいモノを手に入れることができた先に人々が望むのは、自分の身体を健康に長く持続させることです。実際に、これに着眼して、ヘルスケア業界のみに資本投下する「ヘルスケアファンド」なるものも、証券会社で販売されていますね。

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▽「健康」は今後も流行り続ける

これは個人的な推測を出ませんが、「健康」というのは人類が到達する最後の欲ではないかなと思っています。さらに具体的に言えば、「長寿」ですかね。この先、豊かな人間はさらに自分の身体への投資を続け、最終的には「寿命を延ばす」ということに多くの企業や人が投資をしていくことは間違いありません。よって、「健康」は今後も流行り続けます。このサイトは資産運用を趣旨とするサイトですので、最後に少しだけ運用の話をすると、やはりヘルスケア関連の銘柄は今後買いでしょう。業界全体が伸びていく、数少ない業界です。「個別銘柄は難しくて見れない」という方は、上記でも記載した「ヘルスケアファンド」等はお勧めです。

 

 

いかがでしたでしょうか?経済レベルによる人々の欲の変化は、ビジネスや投資をする上で考えておいた方が良いです。貧困国であれば、当然人々の欲は健康にも、物欲にも向きません。彼らに、そんな余裕はありません。今日食べる食料、今日住む家、今日着る服、すなわち衣食住こそが彼らの欲になります。世界中の経済格差が縮小している今、ヘルスケア銘柄は一層買いのサインが出ているのではないでしょうか。

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