LINE新規上場株|買いか?最新情報(2016年3月)
目次
最も注目を浴びている今年のIPO(新規上場株式)案件の一つである「LINEの上場」
皆さんも去年から聞いたことがあると思います。
結論から言うと、個人的にこのIPO銘柄は「買い」だと思っています。昨日、2016年3月24日に、これを後押しする重要な発表がLINE社より発表されました。下記に記載していきます。
1)格安スマートフォン事業に参入
現在Yahoo Mobile等が参入して市場規模を伸ばしている格安スマートフォン事業に、LINE社が参入を表明しました。後発参入ならではですが、非常に内容が濃いものとなっています。
・コミュニケーションツールはデータ通信料に反映されない
若い世代を中心に、ケータイのデータ通信料の制限に悩まされている方は多いと思います。酷いときは月の半ばにはデータ通信料が上限に達し、月末まで低速度通信を強いられた・・・なんて経験をした方も多いはずです(もちろん私もその一人です)。既存の格安スマホは、このデータ通信料の限度をさらに下げることにより、その低価格を実現しています。
今回LINE社が提供する格安スマホは、既存の格安スマホサービスとは異なります。なんと、LINEやメールといったコミュニケーションに関わる通信料はデータ通信料に反映されないのです。さらに、FacebookやTwitterといったSNS機能に関しても、データ通信料には反映されないとのこと。さすがにYoutube等の動画は従来通りデータ通信料としてカウントされてしまいますが、Facebook、Twitter、LINEについては通常の速度で使えるのは、非常に大きいメリットとなりますね。
・格安の名に相応しい値段設定
価格設定は月々500円~と、非常に安価な設定となっており、価格面からも多くのユーザーを獲得できると予想されます。そのプラン内容の詳細はまだ未公開ですので、注意して今後もウォッチしていきたいですね。
2)決済サービス事業への参入
FinTechに代表されるように、「金融×テクノロジー」を使った金融決済サービスの市場は世界中で急速に拡大しています。LINE社においても、クレジットカード大手のJCBと提携し、この決済サービスに参入を発表しました。LINEを使って様々な買い物ができるというのは、利用者数の更なる拡大はもちろん、既存の利用者への利便性向上に大きく貢献することとなります。
3)広告配信サービス事業への参入
中小企業向けの広告配信事業に参入を表明しました。LINEの圧倒的な利用者数を利用した、企業向けの広告事業です。LINEの利用者は10代からシニア層まで幅広く、その中でもセグメント化していくことにより、企業にとっては大きなマーケットとなります。
4)まとめ
このように、新規上場に向けて様々な施策を打ち出しており、既存顧客の囲い込み並びに今後の利用者の拡大は高い確率で見込めるものとなるでしょう。当然、そうなれば株価にも良い影響を与え、売買益を狙うことができます。
IPO株については、誰でも購入できるわけではなく、抽選での購入となります。買えるのであれば絶対に買った方が良いと思いますし、ぜひご自身でも、色々と調べてみると面白いと思っています。何かご質問等あれば、遠慮なくコメント等ください。
~編集後記~
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